ごあいさつ
明治35年(1902年)の創業以来、株式会社美濃与(みのよ)は、和菓子原材料を中心とした食品卸業として、京都の地で120年以上の歴史を重ねてまいりました。創業当時から受け継がれてきたのは、「食を通じて人を笑顔にする」という想いです。伝統の技と確かな目利きにより、全国の菓子職人や食品メーカーの皆様に信頼される原材料をお届けしてまいりました。
時代の移り変わりとともに、食のあり方や求められる価値は変化しています。私たちは、長年培った知識と経験を大切にしながらも、新しい技術や感性を積極的に取り入れ、現代のニーズに応える商品開発やサービスの提供に努めています。
「日本の食文化を次の世代へつなぐ」を使命に、安心・安全で高品質な素材を通じて、これからもお客様とともに歩み続けてまいります。

素材へのこだわり
滋賀羽二重糯や丹波大納言小豆など農家の顔が見える農産物を扱っております。
お客様と生産者をつなげ、高品質で安心安全な素材提供を心がけております。
1. 丹波大納言小豆

その中でも京都府綾部市で契約栽培いただいている丹波大納言は高品質にこだわり手獲りで一鞘一鞘熟したものを収穫、選別したものをお客様にお届けしています。
2. 滋賀羽二重糯(滋賀県高島産)

当社ではこの羽二重糯をJAを通じ十数名の農家さんに契約栽培していただいております。農家さんと意見交換や、お菓子屋様との交流の場を設け、良品質な糯米づくりに取り組んでいます。
品質へのこだわり
自社内に研究開発室を設け安心、安全な商品を提供するため、原材料の産地、残留農薬や微生物等の安全に関する情報管理、及びお客様への情報提供に取り組んでおります。
1. きな粉を中心とした大豆専用工場

2. きな粉は香りが命

企業理念
「伝統を守り、未来を創る」
私たちは、古くから受け継がれてきた製菓文化を尊重しつつ、新しい時代にふさわしい製品開発や提案を行うことで、和の心と豊かな食の喜びを世界へ発信していきます
- 品質第一のものづくり
- 環境・人に優しい事業運営
- 食文化の継承と発展への貢献
沿革
| 明治35年 | 製菓原材料を主とする商い、京都を中心に創業する |
| 明治37年 | 京都市下京区烏丸通高辻下る薬師前町714に営業拠点を移す |
| 明治44年 | 穀粉、その他製菓原材料の製造を始める |
| 昭和42年 | 法人組織に改め代表取締役社長に長瀬護が就任 |
| 昭和54年 | 京都市西京区山田畑田町13-5に新営業所、配送センター新築 |
| 昭和56年 | 京都府菓子高等職業訓練校の指定講習会場となる |
| 昭和57年 | 東京都港区東麻布2-33-4に東京営業所新設 |
| 昭和59年 | 株式会社美濃与商店改め株式会社美濃与に社名変更 |
| 昭和60年 | 「すり芋」を開発、新発売する |
| 昭和61年 | 研究開発室を設置し、企画開発及び検査を開始する |
| 昭和63年 | 和菓子原材料専門書「和菓子のいのち」発刊、出版記念セミナーの開催 |
| 平成 2年 | 綾部市新庄にて丹波大納言小豆の契約栽培開始 |
| 平成 9年 | 滋賀県高島農協にて滋賀羽二重糯の契約栽培開始 |
| 平成14年 | 創業100周年記念式典を開催する |
| 平成17年 | 京都府より100年以上の業績を持つ企業として「京の老舗」に表彰される |
| 平成19年 | 代表取締役社長に長瀬文彦が就任 前社長長瀬護は取締役会長に就任 |
| 平成31年 | 京都市伏見区久我西出町13-119に大豆製品専用の製造工場 伏見工場を新設 |
| 令和元年4月 | 美濃与伏見工場にて美濃与きな粉及び美濃与深煎りきな粉を製造、販売開始する |
| 令和 2年 | 東京営業所を港区赤坂6-4-11-403へ移転 |
| 令和3年1月 | 美濃与伏見工場にて大豆飲料「大豆珈琲」を開発。販売開始する |
事業内容
美濃与は、和菓子用原材料の専門商社として、原料の仕入れから加工・販売までを一貫して行っています。
- 穀粉・豆類・糖類など製菓原材料の卸売・販売
- 大豆を中心とした自社ブランド商品の企画・製造
- 和菓子店・食品メーカーへの技術サポートや共同開発
- 海外への原材料輸出および販路拡大
また、京都伏見には大豆専用工場を設立し、「きな粉」「大豆コーヒー」「大豆出汁」などの新商品も展開しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社 美濃与(みのよ) |
| 創業 | 明治35年(1902年) |
| 所在地 | 〒615-8275 京都府京都市西京区山田畑田町13-5 |
| 代表者 | 代表取締役 長瀬 文彦 |
| 事業内容 | 製菓原材料の卸売・販売、自社製品の製造・開発 |
| 電話番号 | 075-392-6349 |
| 公式サイト | https://minoyo.co.jp |